1/31石川県地域おこし協力隊研修の講師をさせていただきました。

あいにくの天気にも関わらず、全県から20名以上の方にお集まりいただきとても嬉しく思いました。

香川県で地域おこし協力隊コーディネーターをしていた時のことを中心にお話させていただきました。

人前で話すのは久しぶりで、かなーり緊張しましたし、自分で作ったスライドの内容を忘れているところも多く、とても聞きずらい内容になってしまいました。

石川県のみなさん、ごめんなさい。

一生懸命さだけでも伝わっていたら嬉しいですm(_ _)m

私の次は、カヤックリビングの中村さんのお話。

いやぁ、この中村さんのお話が本当に面白かった。

カヤックリビングが運営するSMOUTという移住プラットフォームを運営する中で、地域との「関わりしろ」が大切になってくるということを感じているそう。

そんでもって、その「関わりしろ」っていうのは、「内なるよそ者」こそが発見しやすい。

「内なるよそ者」というのは、外から地域に移り住んだ人。

地域おこし協力隊もまさにその一人ですね。

「移住しますか?」という、移住希望者にいきなり「YES or NO」を問う都市セールスが全国的に振るわない中で、「こういう関わり方出来ますよ?」というゆるーい「関わりしろ」をつくることが、結果的に「移住」や「関係人口」の創出に繋がる。

とってもしっくりくる考え方だなぁと、うなづきの連発でした。

後半は、地域おこし協力隊のみなさんとワークショップ。

ファシリテーターを仰せつかりましたので、みなさんに「自分のやりたいこと」を「やりたいということ」「必然性」「意義」「なかったという価値」という4つの視点でまとめてもらい、それぞれのグループで共有するというワークを行いました。

これは、大好きなスマイルズの遠山社長が日頃事業を考えているときに大切にしている「4行詩」に習っています。

いつもと違う視点で自分の想いをまとめることで、新たな気づきや学びに繋がったら良いなぁという思いで取り組ませていただきました。

「改めて自分の想いを整理できました」

「同じ地域おこし協力隊のみなさんがどんな想いを持っているのかを知ることができて良かったです」

「一緒に事業をしたいと思う仲間が見つかりました」

などなど、研修会後は嬉しい感想を聞くことも出来て、ホッとしました。

各地域で活動する地域おこし協力隊のみなさんは、意外と横のつながりを作りにくい。

しかも地域にどっぷり入っていくので、視野も狭くなりがちです。

定期的に外に出て、交流する機会というのは、気持ちを切り替えたり、新しい発想を得るためにも大切な機会だよなぁ、と再認識。

その意味で、県や広域ネットワークでこうした機会を設けるのは、とても大切です。

各地で県域の地域おこし協力隊ネットワーク組織が出来ているのも、こうした重要性にみなさん気づき始めたからではないでしょうか。

地域おこし協力隊の取り組みはますます面白くなっていきそうですね。

香川県での経験が、みなさんのお役に立てるようになったらいいなぁ。

そんなことをぼんやり思いながら、美味しい美味しい懇親会を楽しんだのでした。

とっても貴重な機会をいただきまして、石川県のみなさん、本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。