11月7日群馬県庁で行われた「群馬県地域おこ
群馬県庁は小田原市役所職員時代に出張で来た以来だったので、とても懐かしかったです。
今回は、地域おこし協力隊の導入支援がメインテーマのセミナーでした。
全国で4000人以上が活躍する地域おこし協力隊。
順調に数が増えていく一方で、地域側にそれを受け入れる体制&土壌が非常に重要になってきています。
群馬県でも年々数が増え、現在では70名以上の方活躍されていますが、今後も増やしていこうという流れを汲んで今回のセミナーが企画されたそうです。
受入体制・協力隊採用がメインのテーマということで、今回のセミナーのお題はこちらにしました!
『「何をするかではなく、誰とするかで考える」地域おこし協力隊の導入』
地域おこし協力隊事業はもちろん「人」が中心の事業ですから、その成否は協力隊の周りにいる「人」に大きく影響を受けます。
よく地域おこし協力隊を受け入れるに当たって「どんなミッションが適切ですか?」や「どんな3年後を想定しておけばいいですか?」といった質問をいただきますが、正直「ミッション」や「3年後のための準備」の妥当性や先見性は地域おこし協力隊の成否を分ける本質ではないと考えています。
では何が本質かというと、ズバリ!!!「人」です!!!
地域での活動は、予定通りにいくことはほとんどありません。
どんなに緻密に計画しても予定は狂うし、どんなに論理的に説明しても納得してもらえない。
それが地域での取り組みにおいては日常茶飯事。
そんな時でもしっかり前を向いて歩みを進められるかどうか。
それに一番大切なのが、一緒に悩んだり喜んだりしてくれる「人」の存在です。
つまり、どんな「人」が近くにいるかで、地域おこし協力隊の取り組みは0点にもなるし、120点にもなるのです。
ですから、地域おこし協力隊を募集する際は、「どんな人が待っているのか」がきちんと見える形でPRするのが最も大切だと考えています。
地域おこし協力隊になりたい人は、「自分だけはブラック自治体に行きたくない」と思っていますから、受入地域にどんな人がいるのかを知りたい。
地域の人は、そうした「人の見える募集準備」を通じて、次第に地域おこし協力隊に対する「自分事意識」が芽生えてくる。
こうした想いの延長線上にあるマッチングこそ、地域おこし協力隊と共に地域盛り上げていくための第一歩だと思うのです。
そんな想いでお話させていただきました。
セミナーの後は、会場を移動して、意見交換会。
協力隊も行政職員も入り混じって、それぞれが日頃感じる疑問や悩みを共有しました。
群馬県の協力隊同士でも初めましての方が多く、香川県協力隊の集まりの当初を思い出すような、初々しい雰囲気でした。
みなさんともっとお話したかったですが、あっという間に終了時間に。
この後は、懇親会へ。
10人程度と少人数の会でしたが、逆にみなさんとみっちりお話できたのは、すごく嬉しかったです。
毎回思いますが、講師として呼ばれている身ですが、一番勉強になっているのは私の方。
いろんな価値観やバックグランドの方とお話させていただく機会は、本当に貴重です。
群馬県のみなさん本当にどうもありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。
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