3月3日、4日岡山県新庄村で行われた「地域おこし協力隊卒業生が拓く地方のフロンティア」(すげぇ名前だなw)っていう研修で講師をさせていただきました。
岡山県の協力隊でもないし、卒業生でもないんですが、呼んでいただき本当に光栄です。
藤井パイセン、ありがとうございます!!!
こちらがそのチラシ。
(秋吉の写真には藤井パイセンの悪意を感じますwww)
岡山県地域おこし協力隊OBのそうそうたるメンバーが勢揃い。
みなさんすっごいチャレンジしている人たちばかり。
そんな中に交じれて本当に嬉しいです。
講義のテーマは「地域おこし協力隊コーディネーターという仕事」
どんな想いで地域おこし協力隊コーディネーターという立場を作って、どんな事をしているのか、これからどうするのか。
そんなことを中心にお話させていただきました。
スライドの一部をご紹介します。
地域おこし協力隊コーディネーターの役割は「行政」「地域」「協力隊」の3者の橋渡し役です。
3者が有機的に結びつくようなサポートを行っています。
コーディネーターの役割には2つの種類があります。
「接着剤役割」と「補強剤役割」。
どちらにも共通して言えるのは「それ自身は主役ではない」ということ。
それぞれの地域で活躍するみなさまが輝くためのポジションです。
続いて紹介したのが、私が最も力を入れていきたい事業「導入目的明確化サポート」
地域おこし協力隊を導入する前に、「何故地域おこし協力隊を導入するのか?」を議論する会議です。
昨年実施したまんのう町さんを例に紹介させていただきました。
サポートは全部で6段階に分けられます。
地域おこし協力隊を募集しても集まらなかったまんのう町さん。
「どうやったら人が来てくれるんやろう」
そんな声からこのサポートがスタートしました。
ひまわりが有名なまんのう町。
地域おこし協力隊にひまわり農家の担い手になってもらいたいと当初は考えていました。
地域の本質的な課題を探るため、地域の課題を改めて洗い出しました。
そして分かった“圧倒的に人が足りん”状態。
「でも、それって農家を1人育てれば解決するのか???」
そうした疑問が沸き上がった私は
「どうして農家が減ってしまったんですか?」
「昔はどうしてたんですか?」
と、質問攻めしたんです。
すると…岩倉さんがぽろっと、
この一言をきっかけに、まんのう町の本質的課題が見えてきました!
3年間で農家を育てるのではなく、農業コーディネーター育てる。
これがまんのう町側の課題として共通認識を持つ事ができました。
農業コーディネーターを育成できた先の地域のビジョンをイメージして、
そのために地域おこし協力隊にどんなミッションが適当かも話し合いました。
導入目的明確化サポートの中でも大切なのが「共有」。
これまで話し合ってきたことを未来の協力隊に伝えます。
共感と正しいマッチングを生むためのコミュニケーションです。
まんのう町は会議の様子から公開したり、動画で想いを伝えるということを積極的に取り組みました。
その時、意識したのが「関わる人の本気度」を伝えるということ。
ビジョンやミッションで差別化を図るのではなく、関わる人が前のめりであることを差別化のポイントと考えました。
そう考えられるきっかけになった阿宅さん(まんのう町職員)の一言。
そして分かった導入目的明確化サポートの本質
最後に「地域おこし協力隊本気宣言」の一文を紹介して、プレゼン終了。
みなさまご清聴ありがとうございました。
講演後、たくさんの方と意見交換もできました。
地域おこし協力隊コーディネーターの役割や必要性をたくさんの人に感じていただけて嬉しかったです。
中四国を中心に70名以上の方が参加した今回の研修。
私自身も参加したみなさんからたくさん学びと刺激をもらいました。
講習会の後の食事も夜なべ談義も本当に最高で、忘れられない日になりました。
お声がけくださった藤井さん、ご準備いただいた新庄村のみなさん、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
おしまい
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