地域おこし協力隊のお給料についてまとめたいと思う。
年収200万円の暮らし
正直、現役の協力隊にとって、この話は非常に耳の痛い話ではないだろうか。
ズバリお給料は低いwww
年収200万円(°_°)
月々に直すと凡そ16〜17万円で、手取りにすると14〜15万円といったところ。
地域おこし協力隊の約8割を占めるのが20代、30代なのだが、それぞれの平均年収は以下のサイトで、20代前半が246万円、20代後半が339万円、30代前半が384万円、30代後半が425万円とされており、協力隊のそれはどの世代の平均よりも低い。
(参考:年収ラボ:http://nensyu-labo.com)。
ただ、地方は都市部と違って、物価も安く、家賃は協力隊の活動費である程度賄えるため、出費をかなり抑えることができる。
地域によっては、近所さんからのおすそ分けで食費が浮くなんてこともあるそうだ。
つまり、年収200万円は地域で暮らすうえで、贅沢はできないが普通に生活するには問題ない金額だと言える(実際筆者も3年間経験したが、なんとか生活できた)。
給与に関する注意事項
給料に関して、1つ注意が必要な点がある。
それは、地域によっては年収200万円は高額所得に部類されることがあるということ。
人口減少が著しい地域は、1つの仕事で生活するのが難しく、色々な仕事を掛け持ちながら生活費を稼いでいる方がたくさんいる。
こうした人たちにとって、月々16万円の安定した収入があることはとても好条件。
間地域の人たちの前で軽々しく「給料が少ない」とボヤいてしまうと、お互いに嫌な思いをすることになる。
給料をいただきながら、地域で色々な挑戦とチャレンジができるということを考えると、地域おこし協力隊はとても恵まれた境遇であることを自覚する必要がある。
地域おこし協力隊を志す方へのポイント
①お給料は決して高くない。しかし、地方で暮らすには問題ない。
贅沢は出来ないが、普段の生活にはなんら問題のない金額をお給料としていただくことができる。しかし、それに甘んじず任期後の生業や暮らしを見据えてコツコツと経験やスキルを積み上げていく必要がある
②過疎地で月15万円稼ぐのは本当に大変
人口減少地域で安定して月々15万円を生み出すのは至難の技である。
都市から来たばかりの協力隊は、ついつい都心の感覚で「安月給」などと口にしてしまいがちだが、地域の方々の気持ちに配慮して言動すべきである
地域おこし協力隊を導入予定の自治体の方へのポイント
①地域によって、お給料の金銭感覚は異なるので、その地域における15万円の価値について、事前にレクチャーをすることで、地域の感覚と協力隊の感覚のギャップを埋めることができる。
例え、過疎地で15万円を稼ぐのが難しい地域であったとしても、事前のレクチャーなしに「高いお給料を払っているんだから!」等を伝えると、互いの信頼関係に影響する恐れがあるので注意が必要。
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